2412議会質問

≪草稿≫

いずみ会 大條雅久

 1 新居浜市の財産管理について

新居浜市自身が所有する財産の管理について石川市長のお考えをお聞きいたします。

ここでお聞きする「財産」とは主に土地・施設建物等の不動産とそれに付随する行政システムとサービスの中から私なりその処遇が腑に落ちないものをピックアップしてみました。

「役所の常識は世間の非常識」と言う表現があります。確かにとうなずく場面や事柄もありますが・・かといって世間の常識とは何かが、不確かなこともあります。

しかし、役所の「常識」もしくは「慣例」が世間の見識や民間企業での常識からかなりかけ離れている点があるのも事実です。例えば書類の日付について一つ取り上げても首をかしげることがあります・・・「日付は空欄にしておいてください」このセリフは今でも耳にすることがあります。日付の改ざんは私が仕事をした保険・金融業では、現在は重大な法令違反に問われかねません。許認可権を持つ役所なら許されるといったものではないという認識はあるべきかと存じます。書類や領収書の日付については民間においてもケースバイケースで容認されたり適当に利用したりもありますので一概にNOとばかりは言えませんが・・・現在の役所の会計システムに問題が内在しているのではないでしょうか!

後の質問で触れる項目の会計制度の在り方にその原因があると私は感じております。

また、新居浜役所の場合も、習慣化している事務処理の中に腑に落ちかねることがあります。

 

その中で特に大きな事柄は、この10年間幾度となく取り上げた瀬戸寿上水道組合に関する新居浜市行政のコンプライアンス違反・・具体的には「行政財産への私権の設定」と監査委員から指摘されている自治法違反と、「正規の事業認可が無い」という水道法違反があります。

不法投棄で刑事処分を受けた()悠楽枝と同様に水道事業法違反で告発されておかしくない状況にあると思いますが、市長はどのようにお考えですか?

瀬戸寿上水道問題の解決についてどのような道筋を想定されているのでしょうか?

 

さらに、新居浜市の行政にかかわる全般的な財産管理として財産台帳についてお聞きいたします。

@    財産台帳

それは財産台帳の不備についてです。先の決算特別委員会でも指摘させていただきましたが、新居浜市には新居浜市みずからが所有し管理してゆかねばならない不動産をはじめとする財産一式の目録「財産表」と財産台帳が見当たりません。

「見当たりません」・・つまり無いという事です。無いという私の指摘が間違いなら・・その存在をここでお示しいただきたい。

例えば平成17年4月に国有地から新居浜市の所有に変更となった≪法定外公共物≫と言われる里道・農道のたぐいは筆番で何筆? 道の総延長は延何メートルになるのでしょうか?

管理移管からすでに7年以上が経過していますが、水路に関する土地改良区管理と新居浜市行政管理とのすみわけ・分担の確認はどのようになったのでしょうか?

私の手元には平成12年3月31日現在の新居浜市財産帳がありますが、平成12年4月以降の新居浜市の財産状況をつまびらかにする帳票類はありません。それは私に限らず市議会議員並びに市民全体に対しても同様です。

例えば23年度決算書の決算付属書類には平成23年度新居浜市財産に関する調書という項目がありますが、その中の1.公有財産の(1)土地および建物(総括)の表によれば公共用財産・その他の施設の項に決算年度中の増減高としてマイナス22,303u、プラスが13,607uとあり決算年度末現在高1,126,117uとなっていますが・・これではいちいち担当課に聞いて回らないとどの施設の土地が無くなりどの施設の土地が増えたのかわかりません。市議会議員にして、この状態というのは如何なものでしょう?

もっと言えば市長をはじめ行政職員の皆様は現在の公表資料で新居浜市の財産を把握できているのでしょうか・・・?

 

黒岩市営墓地にある不動庵は「堂守住宅」として平成12331日現在の新居浜市財産表に記載がありましたが、同墓地に昭和543 寄付を受けた「慈母観音像」は財産台帳に記載されているのですか?

 

A    市営墓地

そこで、土ヶ谷、黒岩、真光寺の3墓園と平尾墓園の管理についておききします。

土ヶ谷、黒岩、真光寺の各市営墓地はなぜ管理費をいただいていないのでしょうか?

土ヶ谷、黒岩、真光寺の各市営墓地は開設して何年たちますか?

その間に「墓地管理者」言い換えると墓地の借主はどのくらい移動したのでしょうか?

墓地管理者の変更は相続の他に譲渡や返還と言った事例が考えられますが、このような変更はこれまでどのような手続きがされてきたのでしょうか?

平成17年の事務事業評価では「市営墓地整備事業」を検討する中で経営戦略会議の評価として「受益者負担について今後検討する」としていますが、この受益者負担とは墓地管理費のことを指すのでしょうか?

その際の、庁内評価委員会の評価には「ゴミ処理、水道代等にあてるため、一定の受益者負担についても今後検討すること」とありましたが・・その後の検討結果は如何されたのでしょうか?

 

 

23年決算の墓地管理費は4,254千円

市営墓地台帳電子化事業費 h21・h22・h233年間で約625万円

23年には墓地管理支援システム構築事業費で2520万円

 

B    JR駅前32街区

今年4月11日に土地開発公社から新居浜市に買い戻されたJR駅前土地区画整理事業の32街区6筆828.55u、土地価格76,184千円は土地開発公社の平成24年度予算書内の事業計画では「新居浜駅前駐車場整備事業用地」とあります。32街区は駐車場にする為に購入したのでしょうか?

  

現状をいつまで続けるのか?

業者からの問い合わせになぜ「2年半先でないと引き渡せない」と答えたのでしょうか?

 

C    別子山振興基金

現在整備が進められている別子山水道施設整備事業の財源は市民全体の税収入である一般財源でなく別子山振興基金から当てしかるべきと私は考えますが・・石川市長のお考えはいかがですか?

過疎債の70%は国からの交付金処置、残り30パーセントは一財

  

2 公会計改革について・・・総務省方式と東京都方式

自治体の会計(公会計)の見直しをめぐり、東京都の方式を採用する自治体が増えつつあると受け止めております。資産やコストを正確につかめるうえ、部局別に貸借対照表を作成することで事業の見直しにも活用できると聞きます。大阪府が平成23年度決算から取り入れるのに続き、愛知県や東京都町田市なども導入に向けた作業を進めているとの事。地方財政が厳しさを増し、行政運営の効率化を迫られる中、現金収支の記録をベースにする・・企業会計の専門家から見れば江戸時代の大福帳方式とも言われる従来の単年度単位の決算統計方式を改めるおつもりはありませんか?

石川市長のお考えをお聞かせください。

  

3 新居浜市民幸福度(GNH)について

次に新居浜市民幸福度、略称してGNHについて質問を始めさせていただきます。

GNPは皆さんご存知の通り国民総生産と言う経済指標のひとつですが

GNHは一般にはGross National Happiness (国民幸福度)で、ブータンが国の目指す目標値として提唱している国民の幸福度です。

この数年テレビ、新聞をはじめ各種マスコミで取り上げられて有名になりましたので詳しく説明をしなくてもお分かりの方が多いと思います。

OECD(経済開発機構)もGDP(国内総生産)などの経済指標を超えた社会の進歩の測定を目指して昨年5月に計11の要素、住居・収入・雇用・コミュニティー・教育・環境・ガバナンス・健康・生活の満足度・安全・ワークライフバランスからなる「より良い暮らし指標(BLI:Better Life Index)を公表しています。

そこでこれらにならって、新居浜市民の総幸福度を新居浜市行政の目標に入れませんか?

Gross Niihama Happiness で略称はブータン国と同じGNHです。

日本国内の自治体ですでに同様の取り組みを始めているところがいくつもあります。

熊本県では「県民幸福度の最大化」を県行政の目標指針に掲げ幸福度の総合指標の作成を進め1500人規模のアンケートや県内4地域での意見聴取といったプロセスをかけて経済的安定と言った価値だけでなく「夢を持っている」などの非経済的な分野の幸福量を加味した「県民幸福量」の「見える化」を毎年続ける試みをしています。

福井県や青森、鳥取、高知など12県が共同で作成し今年3月に発表した「ふるさと希望指数」も県民幸福度見える化へのアプローチと言えます。仕事、家族、健康など5分野20要素からなるこの「ふるさと希望指数」のユニークなのは「希望」という言葉へのアプローチです。『幸福は現在の暮らしに対する満足感などから得られるが、より良い未来を実現するには希望という視点も重要』ということでしょう。

基礎自治体では新潟市と東京都荒川区の取り組みが際立っています。

振り返って新居浜市ではどのような取り組みができるでしょうか?

新居浜市の第5次長期総合計画の中の数値目標や指数を項目数で拾うと150項目ありましたが「市民満足度」という指標目標は「駅周辺の賑わいに対する市民満足度」一項目だけでした。

これからの新居浜市の行政が目指すべき目的地に・・そして石川市長の思いの中に新居浜市民幸福度はアリでしょうか?ナシでしょうか?

お考えをお聞かせください。